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【SS】勇者「魔王倒したあと次の職に就けない。助けて」僧侶「。。。」

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/25(月) 01:30:18.262 ID:o1oq8jWN0.net
〜〜ある村の寺院〜〜

勇者「よぉ〜僧侶〜!元気にしてるかぁ〜!」

僧侶「あ、勇者様!お久しぶりです!」ぺこっ

勇者「いやいやそんなかしこまるな!一緒に魔王を倒した仲じゃないか!」

僧侶「いえいえ。私はこの寺の僧侶ですから。少なくとも寺の敷地内では礼儀を重んじるのです」ふんすっ

勇者「あれから2年経つが相変わらずしっかりものだなぁ。感心感心!」ナデナデ

僧侶「わっ!やめてください///」てれっ

勇者「はははっ!可愛いやつめ!」

僧侶「まったくもぅ。。ところで…勇者様はどういう用件でこちらへ?」

勇者「ああ。そういや俺の現状から説明する必要があるな」

僧侶「はい」

勇者「手短に言うと2年ニートやってて借金がやばい。助けてくれ」

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/25(月) 01:34:45.350 ID:QcgIIET50.net
勇しぶ。思い出した

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/25(月) 01:38:28.096 ID:o1oq8jWN0.net
僧侶「…」

勇者「そんな顔しないでくれ。俺が情けないやつみたいになる」

僧侶「…えっと、なぜそのような状況に?」

勇者「そうだな。そこを説明しなきゃな。魔王討伐から帰還したあと王国は俺たちを盛大に祝ってくれた」

僧侶「…」コクコク

勇者「民からは歓声を浴び王からは生涯困らないだけの財と豪邸を与えられた」

僧侶「え?勇者様だけそんなご褒美あったんですか?」

勇者「あったの」

僧侶「…ふーん」

勇者「俺は街を歩けば老若男女問わず英雄扱い。毎日がそりゃもう楽しくて仕方なかった」

僧侶「十分な財と信頼される名声…とても借金苦に悩む未来はなさそうですが」

勇者「まあ待て待て。ここから話は急変するんだ」

僧侶「はい」

勇者「ある日の夜、いつものように王に隠れて姫と夜の営みを楽しんでいたのだが」

僧侶「え?何やら急に変な情報が」

勇者「あ、まだその説明してなかったっけ?」

僧侶「……そうですね。あんまり聞きたくないですが」

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/25(月) 01:46:15.971 ID:o1oq8jWN0.net
勇者「栄養たっぷりの豪華な料理、歴代美女だらけの血筋、徹底されたカリキュラム教育、恵まれた環境で育ったお姫様はそらもうイイ女なんよ」

僧侶「まるで西洋画のようですもんね。私みたいな庶民からしたら別次元の存在ですよ」はぁ

勇者「特に少し身体を揺らすだけで溢れんばかりに飛び出す白い果実がたまらんのよなあ」

僧侶「そこんとこもういいですから。で?」

勇者「ああ魔王討伐後、そんな姫様が俺なんかに惚れちゃってさ。そりゃもう舞い上がっちゃって」

僧侶「ふむふむ」

勇者「……ただね、箱入り娘は世間知らずというか。童話のようなロマンチックな恋を思い描いてたようで」

僧侶「はい」

勇者「ナチュラルなセックスには対応してくれるものの俺の性癖マックスなプレイには酷い悲鳴をあげちゃってさ😱」

僧侶「…どんなことしちゃったんですか」

勇者「スカトロ」

僧侶「帰ってください」

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/25(月) 01:53:24.842 ID:o1oq8jWN0.net
勇者「ちょちょちょ!待って待って」

僧侶「幻滅です。触らないでください」

勇者「まあまあまあ!それでよ!姫様の部屋はうんこまみれにするわ、姫様ドン引きで泣きだすわ
そもそも王様は俺と姫様が付き合ってんの知らないから激怒しまくりで報酬全没収から国外追放されたんよ!ハハッ!」

僧侶「クソ野郎じゃないですか」

勇者「まあそのクソ野郎に僧侶も10分くらい前まで可愛いって言われて照れてたんだけどな!」

僧侶「おぞましい不快感に襲われてきました。即死魔法を詠唱しますね」

勇者「おいおい〜!そんな酷いこと言わないでくれよ!俺だって被害者なんだぜ?あんなに『勇者様を好いてます』なんて言われたらそらね?」

僧侶「で、国外追放は分かりましたが借金はどこで作ったんですか?」

勇者「あー追放されたあとまあふつうに隣の国へ向かったんだがな」

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/11/25(月) 02:00:19.704 ID:o1oq8jWN0.net
〜〜隣国の大人のお店〜〜

勇者「酷いだろぉぉぉぉ!!!誰のおかげで平和な今があると思ってんだよぉぉぉぉ!!!」

ナイスバディ女「わかるわん。もっと聞かせてぇん」

勇者「おぉぉぉぉんんっっっ!!!!!!いっぱい貢いじゃうのおおおおおおお!!!!!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

勇者「要約するとこんな感じのことがありまして」

僧侶「まあなんとも分かりやすいクズ」

勇者「借金が5億Gになったわけですよ」

僧侶「5億!?いやいやせいぜい数百万程度だと思ってましたよ!?え!?」

勇者「まあそんなわけだ。真面目な僧侶の寺院は儲かってると聞いた。寺院の売上で助けてくれんか?」

僧侶「流石にその額になると我々の寺院の年間売上に匹敵するし無理ですよ」

勇者「そうか。じゃあ一緒に心中することになるな」

僧侶「いやいや…そんな身勝手な」

勇者「俺の追っ手がすぐそこまで来てるんだ。ここで払えなきゃヤバい」

僧侶「はぁ!?せめて上手く逃げてから来てくださいよ!」

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