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オタサーの姫がいる

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:52:50.214 ID:0HTF1Q/B0.net
デブだが、デブ故に爆乳だ
常に胸元を開けて、常時谷間を剥き出しにしている
顔はブサイクではない、言うなれば並の顔
体臭はちゃんと女の子の匂いがする、汗臭くない
気配りが良く、人付き合いも良い
人の目を見てハキハキと話す、教授の評価も良い

そりゃオタクは群がる……
自分にもワンチャンがあるのではと……
あの爆乳を好きにできるのではないかと……
地べたに落ちた菓子に群がるありんこのように……
ワラワラ……ワラワラ……

そんな都合の良いこと、あるわけが無い……
あの女が何故谷間を公衆の面前で晒しているのか
その理由が察せられない奴らは、所詮カモ
例えここを良い成績で卒業できたとしても、
結局その先も、良いカモであり続けるのは明白だ
しかし、ワシは違う、勘のいいワシは遠目で傍観……
姫に群がる馬鹿共をツマミに、炭酸水をがぶ飲みし、
馬鹿なヤツら……と心の中で呟く

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:53:22.967 ID:rcVEoHcn0.net
そしてタロウがここにいる

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:53:56.697 ID:W0Pa6Enb0.net
空を見ろ星を見ろ

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:54:07.798 ID:fbdaao+h0.net
宇宙を見ろ

5 :-るるさん(略 :2020/02/11(火) 22:54:31.185 ID:yzGbtZlTd.net
      .|ヽ▲ハ,       
      ,| |・ω・;,_  かなたから
 ,ノ⌒ミ(O) ̄~/★ヽ
 `'ー'´`'u゛-u丶_ノ 

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:54:34.156 ID:zU8gn5eFM.net
結局お前見てるだけじゃねーかよ

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:54:40.239 ID:BVOQn9YI0.net
鳥だ!いや…

8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:54:43.662 ID:gvAcr7rt0.net
ナンバーシックス

9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:55:20.184 ID:OBPzKU0d0.net
タロウも今じゃ子供いるしな

10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 22:57:41.654 ID:Rk4M/kPpd.net
姫に群がる馬鹿共をオカズに?

11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:09:00.384 ID:0HTF1Q/B0.net
そんなある日、仲間内で飲み会が計画された
何やかんやで暇を持て余していたワシは、それをあっさりと承諾
割り勘で美味い飯と酒にありつけるチャンス……と内心でほくそえんでいた
しかし、その頃のワシはまだ知らなかった……
参加者には、あのオタサーの姫がいることに

当日、居酒屋で集合したワシは……そこで初めてオタサーの姫が参加者に混じっていることに気づく

皆でゾロゾロと店へ入店……各自席に座っていく……

気づけばワシの目の前にはオタサーの姫がいた
ただの偶然……流れで皆が座っていったら偶然、目の前の席に姫が座っただけにすぎない……
できれば席を変えたかったが、目の前の奴が不快だから変えてくれ、だなんて口が裂けても言えない
そんなことを口にしたら最後……せっかくの飲み会が台無し……それくらいは陰キャのワシも弁えている

何にせよ、ワシは割り切らなければならなかった、オタサーの姫と酒を交わすことに

12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:21:19 ID:0HTF1Q/B0.net
飲み物が行き渡ったのを合図に、飲み会開始……皆グラスを持ち、乾杯をする
目の前に座っているオタサーの姫とも、当然乾杯……露骨に避けると後が怖い……やるしかない

その後、笑顔(愛想笑いに決まってる)を浮かべながら、オタサーの姫はニコニコ……周りのヤツらにおしぼりや箸を手渡していく……自分の気配りの良さを存分に発揮していく姫
しかし、ワシからすれば露骨……あまりにも露骨な気配り……
まるで取締役にペコペコと頭を下げる営業のよう……

そこまでして評価を上げたいのか……
そこまでして気に入られたいのか……
そこまでして人気者になりたいのか……

いつもの卑屈さが酒を飲むにつれ……
少しずつ増していくのをヒシヒシと感じる……

13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:21:55 ID:qttStZ1V0.net
どーでもよくなってきた

14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:22:56 ID:D1ADApb2x.net
うぇ

15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:30:41 ID:0HTF1Q/B0.net
飲み会も後半戦……
皆にも酒が回り始める頃、事件は起きる
さっきまで横のヤツと話していたオタサーの姫が、
こちらへ話を振ってきたのだ……

趣味は何だ……休日は何をしてるのか……ペットは飼ってるのか……好きな俳優はいるのか……

面接の受け答えマニュアルに書いてありそうな質疑応答を淡々とこなしていくワシと姫

これだけ見れば何も問題は無いように見える

しかし、肝心なのは話の内容ではない……話を振ってきたオタサーの姫の格好……これが問題だった……

オタサーの姫は相変わらず……谷間を剥き出しにしているのだ

今では横のヤツと話をしていた、そうすれば奴を見ないで済む、邪な心も生まれない……平和に飲み会を進められる

しかし、今はオタサーの姫と会話をしている
視線は前へ、オタサーの姫へ向けられる……
その際、当然目に入る……あの谷間が……目に……

16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:33:54.021 ID:8INyWPnL0.net
たれパンダに欲情したの?

17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:41:34.985 ID:0HTF1Q/B0.net
下半身が熱くなるのを感じた
いつも遠目で見ていた物とは迫力が違う
できるだけ見ないように意識しても、気を抜くと視線は谷間に吸い込まれる
それと同時に心の中で、オタサーの姫をセーブしておくスペースが作成されていくのを感じた

我ながらちょろ過ぎる……
そう自分で思いつつも、会話を重ねるうちに姫の存在が少しずつ大きくなっていく
谷間をチラ見する回数を重ねる毎に……下半身に血が流れていく……
アレだけ馬鹿だなぁ、と心の中で罵っていたありんこに、己が染っていく
愛想笑いを浮かべながらも……心の中ではまだ嫌悪感が性欲と戦っている
騙されるな、こいつはわざと谷間を見せびらかし……自分に都合が良いように周りをコントロールをする気なのだと、あの愛想も気配りも、全てはその布石なのだと
嫌悪感が自分の中で声を荒らげ、そう叫んでいる

これは罠……罠なのだ……

しかし、視線は姫の顔と胸を交互に行き来していた

18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:50:53 ID:0HTF1Q/B0.net
それを見越してなのか、
姫が会話の内容を下ネタにしてきた……
誕生日に彼氏を振っただの……
気になっていた奴を逆レイプしただの……
ホテルで二人を同時に相手にしただの……
聞かれても無いことをペラペラペラペラ……

その会話をウンウンと頷きながら、
ワシは少しずつクールダウンをしていた……
冷静に考えると、デブに欲情とかナイナイ……
趣味も合わないし……付き合うとかマジでナイナイ……
そもそも会話の内容からして……
コイツは十中八九ビッチ……相手にしちゃダメ……

ワシの心と下半身は、飲み会開始直後の状態へ戻り始めていた
これで大丈夫……ワシは冷静……
愛想笑いと頷きで……相手が飽きるのを待とう……

19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/11(火) 23:59:14.385 ID:0HTF1Q/B0.net
そう思っていた矢先……

ちなみに、胸はJカップだよ

姫が何気なく発した一言……
その一言をキッカケに、
蘇る邪な考え……心……下半身……

今までの下ネタトークはあくまで過去の話……
彼氏を振っただの、逆レイプしただのはあくまで、
彼女の思い出話だった故に、耐えることができた……
しかし、今の一言は違う……
本物が、そこに垂れ下がってる……
その情報が確実なのだと思える代物が、
ワシのすぐ側に存在している……
大きな大きな存在感を放って……それは存在している……
その一言には……リアリティが溢れていた……

一度それを聞いてしまっては……もうダメ……
視線も心も、オタサーの姫一色……
童貞にトドメを刺すには……
あまりにも充分すぎる一言だった

20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/12(水) 00:12:14 ID:JrE07ep70.net
そのまま飲み会が終わり……家へと帰る最中……
酔った勢いで、オタサーの姫が腕に抱きついてきた
初めての感触……生の感触……
これが、あてている……というやつ……
姫はそのまま30秒程度ワシの腕にくっ付き……
その後、何事も無く帰っていった

ワシは家に帰るや否や、
その感触と、谷間と、Jカップという言葉を思い出し、狂ったように自慰に耽った
三次元の女をネタに使ったのは初めてだった

その日から、ワシはオタサーの姫に恋をした

あの胸を……好きなようにできる……!
愛想良くしてくれたし……会話も弾んだ……!
もしかしたら……ワシにも初めての彼女が……!
彼女を手に入れたい……ワシの物にしたい……!

ありもしない幻想を頭に浮かべて、顔の口角を上げる

要するに、ワシも馬鹿にしていたありんこの一人になったのだ
そんな幻想は、卒業した後も冷めることは無かった
ふとした時に、姫の顔、声、匂い、谷間、感触がフラッシュバックし、下半身を熱くする
もう終わった恋なのだと思っても……止めようがない
心を奪われるとはまさにこの事なのだ……
そう自分にツッコミを入れながら……自慰に耽ける

32歳独身……ワシには未だに……彼女がいない……

21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/12(水) 00:12:25 ID:JrE07ep70.net
おしまい

22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/12(水) 00:16:26 ID:AkHHz0BKd.net
おつかれ

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