■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
シャミ子「お母さん、明日、桃がうちにご飯を食べに来るって…」清子「あらあら」
- 1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/13(Thu) 04:30:38 ID:+1x7dZhX0.net
- 高校生でまぞくの私は、お母さんと妹との3人暮らし。
私は貧乏で身なりが汚かったので中学の頃はよく苛められた。
ある時魔法少女の桃が私の普段の食生活が知りたいとうちに来ることになった。
私はお母さんに
「恥ずかしいから桃に来てもらうの嫌だ」
って言ったら、酷く叱られた。
「貧乏なんてちっともはずかしくないのよ。そんな事を言うなんて、もううちの子じゃない」
って
「だってお母さん、うちは桃に出すお肉もお魚も買えないよ」
「大丈夫よ、そんな事子供が気にしなくても。お母さんは、こう見えてもおはぎ作らせるとうまいんだから。お父さんのお母さんから習ったのよ」
「ほんと?」
「本当よ。桃ちゃんには美味しい手作りのおはぎを出すから安心して」
家庭訪問の前夜からお母さんは小豆を水に浸し、次の日は朝早くから煮込んでいた。
私と妹はわくわくしながら、見ていた。
出来上がったおはぎをみんなで味見したら、それはもうとてもおいしかった。
あの時の味は今でも忘れない。
桃も喜んでくれる。そう信じていた。
ところが、桃は出されたおはぎに手をつけなかった。お母さんが言った
「手作りですけどどうぞお召し上がりになって下さい」
「いえ、せっかくですが今、お腹がいっぱいなので貰って帰って食べます」
桃はそう言って紙に包んでカバンの中にしまった。
それから1時間後、私は河川敷の砂地で遊びに行くと、ミカンさんに組み伏せられている桃を発見した。
ミカンさんは抵抗する桃のカバンからおはぎを奪い、満面の笑みでそれを頬張っていた。
それが私のお母さんの作ったおはぎだという事は、包んである紙を見てわかった。
どうして魔法少女である桃が子供扱いされるように組伏せられ泣き顔で河原で歯を食いしばっているのか、いろいろ考えた。
考えながら涙が流れてとまらなかった。
魔法少女として弱体化した桃が悪いんじゃない。
美味しすぎるおはぎが悪いんだ。
- 2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/13(Thu) 04:31:21 ID:NHx2xATU0.net
- よかったよかった
- 3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/13(Thu) 04:33:01 ID:+HQqgFsK0.net
- 捨てられたおはぎは居なかったんだね
- 4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/13(Thu) 04:42:16 ID:TONIj28Ed.net
- シャミ子が悪いんだよ…
- 5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/13(Thu) 04:46:40 ID:n5UWynBNd.net
- 結局桃がクソザコナメクジになっただけでハッピーエンドだったんだね(おすぎ並感)
- 6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/02/13(木) 04:55:16.206 ID:8uBBPiDQ0.net
- ミカンさんひどい
総レス数 6
3 KB
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★