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蛙吹梅雨「ケロォ...わんだほい。」 桑原和真「」 千代田桃「」 漏瑚「」

1 :山口県:2020/11/27(金) 05:43:06.617 ID:oBoENruL0.net
遊園地のショーのキャスト

梅雨「ヒーローショー…ですか……」
雄英高校ではボランティアの一環として地域の施設に生徒が出向いてお手伝いを行っていた
梅雨ちゃん「ケロォ…役でヒーローするのなんて初めてだわ」
スタッフ「雄英高校の生徒さん、そろそろお願いします」
梅雨「ケロォ…やるしかないようね…」

桑原「くそぉ、浦飯達どこに行っちまったんだ…」
桑原「普段ならこんなチャラチャラしたところ俺には似合わねぇからまっぴらだが…雪菜さんが来るとなっちゃあ来ない訳にはいかねぇよな!」
その時、ひときは目を引くステージの周りに人だかりがてきているのを目撃する
桑原「おお?なんだ、いっぱい人がいるじゃねぇか、あんだけ人がいるなら雪菜さん達もいるかもしんねぇなぁ」

賑やかな園内の広場の真ん中で1人の特級呪霊が徘徊している
漏湖「全く、ここは下等な人間が群がっておって虫唾が走る。本当にこんな所に獄門疆が置いてあるのか?」
漏湖「ん?なんだあの舞台は?よぅわからんがあそこに登って見渡せば見つかるかのお」

ステージの舞台上に無数のヴィラン達が現れ、場を盛り上げている
ヴィラン「ぐへへ、ヒーローが来る前に人質をとればこちらが俄然有利よォ」
黒スーツ姿の敵役たちが無作為に客席から人をステージの上にあげていく。

桑原「!!!」
桑原「おいおい、ありゃあ雪菜さんじゃねぇか!!!」

ステージ上に綺麗な青髪を束ねた色白の少女が、敵役に捕まり呆然と立ち尽くしていた
雪菜「えっと…こういう場合、人間界ではどのような対応をすればいいのでしょうか?」

ヴィラン「キキキッ!これで俺たちにヒーローは手だし出来ん!」
梅雨「そこまでよ」
大空高くから舞台中央にヒーローが降り立つ
梅雨「ケロォ…お客さんを人質似とるなんて悪い子たちね、そんな悪事をフロッピーは見過ごすことができないわね」
ステージ周辺はヒーローの登場によりさらにボルテージが上がっていた

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/11/27(金) 05:47:42.848 ID:oBoENruL0.net
ヴィラン「キキツ!来たなヒーロー!だがこれだけ人質がいる状況で一体何ができるかなあ?」
梅雨「ケロォ…」
その時、蛙吹梅雨は舞台の温度が急激に変化したことに気ずく
梅雨「!?」
漏湖「うむ、なかなか見当たらんのぉ」
ステージの右側に特級呪霊が周りを見回していた
漏湖「ふむ…やはりこうも人間がうじゃうじゃと動いていたら探しにくいのぉ」
漏湖「どれ、少し焼き払って見晴らしを良くしてみるか」

呪霊が指先を掲げようとしたその時
桑原「きえええい!!!!!! この野郎ども!雪菜さんをはなしやがれ!」
舞台にリーゼント姿の男が飛び出してきた
梅雨「!?!?」
漏湖「?」
ヴィラン「えっ?ちょっと、お客さグエ…!」
リーゼントの男はたちまちにその場のヴィラン達をなぎ倒し、満足気に腕を組む
桑原「へへ!どうだこの野郎、雪菜さんに手を出すやつは俺が許さねぇ!」
桑原「雪菜さん、怪我はありませんか??」
そう言って見つめる少女の視線は桑原の後ろ側を見ていた。そしてゆっくり指さしながら
雪菜「桑原さん、後ろにいる幽霊さんはお知り合いですか?」

もも「…」
シャミ子「どうしたんですもも?神妙な顔をして」
観覧車の中でデート中の魔族と魔法少女が会話をしている
もも「シャミ子ごめん、私ちょっと行ってくる」
シャミ子「え?、ちょ!もも!何して!?」
魔法少女は観覧車の扉をこじ開けてそのまま70m程の高さからダイブした
シャミ子「ぇぇえええええぇぇえええええ!!!」
シャミ子「ももーーーーー!!!!!!」

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/11/27(金) 05:50:31.049 ID:bKW7QBgu0.net
何がなんだか
続きはよ

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/11/27(金) 05:54:24.304 ID:oBoENruL0.net
ステージ周辺の会場は突如現れたリーゼントの男による奇行により騒然としていた
桑原「なんだ?あの富士山野郎は?」
漏湖「ほほう、呪力ににたエネルギーで練り上げた剣を扱う剣士に、雪の呪霊か、興味深い」
桑原「おい!そこの山頭1つ目チビ野郎!てめぇも雪菜さんを誘拐した犯人の仲間か!?」
漏湖「!!!!人間ごときがわしを愚弄するとは…!!生かしてはおけん!」
梅雨「ケロォ…色んなことが起きすぎてわからないことだらけだけど、とってもピンチだというこたはなんとなくわかるわ、ケロォ…」
梅雨「あそこだけ温度の高さがおかしいわ、透明化の個性…あるいはそれに付随する別の個性、どうやらあのリーゼントちゃんは見えてるみたいだけど、彼の個性かしら…」

張り詰めた空気の中、漏湖が仕掛ける。桑原に飛びかかり、赤く燃える拳を振るうその刹那
もも「ハァ!」
どこからともなく現れたピンクカラーの魔法少女が特級呪霊に鋭いドロップキックを食らわせる
漏湖「くっ…!!」
とてつもない衝撃により体制を崩す漏湖。瞬間、彼の姿が可視化できるようになる
漏湖「!!!!」
梅雨「!!!!」
観客「!!!!」
もも「そこの1つ目さん、今あなたに私の魔力を流し込んだ、これであなたは見られ放題だよ」
漏湖(何だこのふざけた姿の人間!!呪力?いや違う、何故かわからんがわしの体に触れられた上に何かしおった!)
梅雨「ケロォ…!いきなり何も無いところからヴィランが現れたわ!この子が高温の正体ね!」
桑原「なんだぁ?この奇抜な桃色えねちゃんは?」
ステージ周辺に集まった人々は、突如としてリーゼントと魔法少女と見るからにヴィランが現れたことで困惑するが、それと同時に今後の展開に胸を踊らせていた

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/11/27(金) 05:56:37.368 ID:oBoENruL0.net
漏湖「キエエエエイ!人間風情が調子に乗るなーーーーー!!!!!!」
1つ目ヴィランが魔法少女に向かって手を掲げ、灼熱を放出しようとした寸前、後ろにいたヒーローが長い舌でヴィランの腕を逸らし、ステージ上空に火柱が登る。
魔法少女ががら空きになったボディにすかさず重めの右ストレートを打ち込む!
もも「ヤァ!」
漏湖「ふぐっ!!!!」
たまらず呪霊は後ろへ飛び退く
漏湖「おのれぇ!!もう許さんぞ人間共!!!!」
特級呪霊は手を組み、領域を展開しようとするが
桑原「俺を忘れるんじゃねぇ!!!」
漏湖「!!」
素早く後ろに回っていたリーゼントが二刀流を鮮やかにはしらせ、光る無数の斬撃を放つ
漏湖「ぐがあああ!!!!!」
斬撃により空に浮いた体をヒーローが舌で簀巻きにし、呪霊の頭を魔法少女がヘッドロックをかける。これにより、漏湖、完全に自由を奪われる。

漏湖「ぐぐ!!このわしが人間の童共にここまで屈辱を受けるとは…!!」
もも「1つ目さん、さっき観覧車の上から見てたけど、あなたの殺意こっちまで届いてきたよ」
もも「ここには沢山の人達が楽しむために来てるの、子供、家族、友人、恋人、そしてシャミ子。」
もも「みんなの幸せを脅かすのなら、私、容赦できないよ!」
漏湖「うがあぁああああ!!!!!!!!!」
もも「漏湖が悪いんだよ」
魔法少女の腕が呪霊の首を極限にまで締め上げ、呪霊の頭は豪快に吹き飛んだ。

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/11/27(金) 06:01:56.028 ID:oBoENruL0.net
呪霊の体は蒸発し、吹っ飛んだ頭は花見に無事回収されていった。一部始終を見ていた観客のアドレナリンはドバドバと吹き出し、これ以上ないほどの盛り上がりを見せていた。
「すごーい!魔法少女さんとってもかっこよかったー!」「ヒーロー!あんたの舌さばき見事だったぜー!」「そっちのリーゼントのあんちゃんもやるじゃねぇかー!」
ステージ周辺は賛辞の言葉と溢れんばかりの喝采に溢れている。
もも「二人ともありがとう、2人がいなかったらきっと勝ててなかったよ」
梅雨「一時はどうなることかと思ったけど、ケロォ…リーゼントちゃんとピンクちゃんのおかげよ、みんなありがとね」
桑原「///…別に俺は雪菜さんのためにやったまでだ。だが、あんたらの度胸と根性、最高だったぜ!」
初対面だった彼らは互いを賞賛し合い、少しばかりの絆を育むのであった。
雪菜「すごい!あんなに霊力の高い悪霊を撃退してしまうなんて…」
シャミ子「ふふふっ、当たり前です!」
雪菜「!」
いつの間にかたっぱの低くて胸が豊満な魔族が横にたっている。
シャミ子「もも達は負けたりなんかしません!大事なものを守る人は最強なんです!」
雪菜「…ふふっ、はい、最強です!」
ステージを締めくくる拍手はなりやみません、どこまでも、どこまでも
〜完〜

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2020/11/27(金) 06:02:35.878 ID:oBoENruL0.net
いゃ〜なかなか大変でしたw
これにて完結です!
SSは初めてだったんですが、なかなかいいものができたんじゃないかと思ってみたりして💦
また今度筆をとるかもしんないので、そんの時は暖かい目で見て頂けたら幸いです(๓´罒`๓)♪♪
以下、キャスト達のみんなへのメッセージをどうぞ!

桑原「お前らあ〜!見てくれてありがとな!
俺の男気伝わったか?
惚れちまったやつは申し訳ねぇが、俺には心に決めた人がいんだ、悪いな。
代わりと言っちゃなんだが、これからも俺の応援よろしく頼むぜ!」

梅雨「ケロォ…なかなかエキサイティングで楽しい経験だったわ。これを見てくれたあなたが喜んでくれたなら、梅雨ちゃんこれほど嬉しいことはないわ」

もも「ここまで見てくれてありがとう、私はこれからデートの続きに戻るから、みんな元気でね」

漏湖「全く災難な目にあったぞ…
だが、この経験は五条悟を討つのに役立ちそうだ、感謝するぞ人間共、滅びるその日までせいぜい楽しむのだな」

雪菜「あ…皆さんご愛読ありがとうございました。たくさんの方々の勇姿を皆さんと見れてとても光栄です!」

シャミ子「私の出番が少ない!!!
…まあいいだろう、次回作では誰よりも活躍してやるからな!覚悟しておくのだな!わははっ!…ゲホ、ゲホッ!」

では

桑原、梅雨、もも、漏湖、雪菜、シャミ子、俺くん
「皆さん、ありがとうございました!!!」

桑原、梅雨、もも、漏湖、雪菜、シャミ子
「てっ、なんでここに俺くんが!?」
俺くん「えへへ///」
改めまして

桑原、梅雨、もも、漏湖、雪菜、シャミ子、俺くん
「皆さん、ほんとにありがとうございました!!!!!!!!!」

ホントのホントに終わりです。

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