この文章を見て嫌悪感を感じない人は異世界転生モノを好きになる素質があります

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

【ギルドマスターにＡ級冒険者を紹介された後のシーン】

どこかこちらを見下したような、舐めたような表情をしている
恐らく、自分の力を過信し、かつＡ級冒険者としての驕りがあるようだ
俺は相手を憐憫な目で見ながら
「足手まといだな、一緒に来てもらっては迷惑極まりない」
そう口にしたのである。
「なんだとおおおお、貴様ぁぁぁぁぁあああっ！？」
俺の言葉にゴズズと呼ばれた男は、たちまち顔を真っ赤にして、憎しみに満ちた表情で俺を睨みつける。
きっと、自らが築き上げてきた自信やプライドを一瞬にしてズタズタにされたのであろう。
はぁっと呆れたように折れは大きな溜め息をつく。
そんな俺の様子にゴズズは顔をどす黒くして激怒するのであった。
だが、この俺は別にこの男を愚弄したくて言ったわけではない。
実はコイツの身を案じたのだ。
なぜならば、こいつと俺では実力に差がありすぎる。
Ｓ級に最も近いＡ級だか知らないが、俺からすれば蟻にも等しい。
俺とドラゴンとの神にも等しい戦いに、同行してきたコイツが耐えられるとは到底思えない。
ゆえに、仕方なしに強い言葉で諫めたのである。
だが良薬とは口に苦い、チャンスは与えた。
だがこのゴズズという男はどうやら愚かにも俺から与えられた唯一の希望を自ら捨て去ってしまったのである。
愚か者にはふさわしい末路だが、甘い俺は自分の無力感に打ちひしがれるのであった。