【朗報】VIP名誉教授、受賞

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

　世界的な博物学者として知られる南方熊楠（１８６７～１９４１年）が晩年を過ごした和歌山県田辺市と南方熊楠顕彰会は１９日、業績が顕著な研究者を表彰する「第３１回南方熊楠賞」に、ゴリラの研究で知られ、人類学・霊長類学が専門の京都大名誉教授、山極寿一（やまぎわ・じゅいち）氏（６９）を選んだと発表した。

　山極氏はアフリカで、ゴリラの鳴き声をまねして群れに接触し、ゴリラの行動様式や社会関係を明らかにしたほか、ゴリラとの共存を目指す基金設立に尽力するなど保全活動にも取り組んでいる。京都大総長や日本学術会議会長なども歴任した。「『サル化』する人間社会」など多数の著書がある。

　同賞の選考委員会は「徹底したフィールドワーカー」と山極氏を高く評価。山極氏は「アフリカのジャングルの中で得た知見を思いきり広げて世界を見つめ直してみようと思っております」とコメントした。

　授賞式は５月８日、田辺市の紀南文化会館で行われ、山極氏が「ゴリラから見た人間の社会力と未来」と題して記念講演する。