闇王子(♀)「フフ……キミの瞳は、とても綺麗だね…。」

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

闇王子「どこまでも黒くて、深くて……見ているだけで、吸い込まれそうなくらい、美しい…。」

闇王子「キミはなにも話してはくれないけれど、キミの瞳は雄弁にボクに語りかけてくれるんだ……だから、キミの考えてることは、すべて分かるよ…。」

闇王子「……ボクに、殺してほしいんだね…？キミという人生の締めくくりを、このボクに……引いてほしいって、そう思っているんだよね…？」

闇王子「フフ、でも……困ったな…。それではボクは、人殺しになってしまう……殺人の汚名を被って、この先を生きていかなくてはならなくなるね…。」

闇王子「いずれこの国を背負うこのボクが、私欲で自国の民を殺したなんてことが知られたら……この国はお終いだ…。民を不幸にしてしまう……でも…。」

闇王子「……ボクは……そんな顔も知らない無辜の民よりも……キミの方が、ずっと大切だ…。ボクは、所詮国を背負うような器じゃない……キミがなにより大事なんだから…。」

闇王子「ああ……ああ……どう殺してくれようか…。できるだけ、苦しんで死にたいんだろう…？となると……ああ、でも、その前に……キミの瞳を、抜いておかないと…。」

闇王子「キミはたしかに死んで、この肉体は腐って消えるけれど……このキミの深い瞳だけは……腐らせるには、惜しいから……。」

闇王子「大丈夫……きっと大切にするから…。どんな財宝より、遺産より……一番大切に、するよ……。」