面接官「尊敬する人物は誰ですか？」俺「はい、貴方です！貴方の業績及び経歴に関して事前調査させて頂きました！」

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

俺「まず貴方は神奈川県の川崎市で生まれ育ち小学一年生の頃横浜の小学校へ転校、それからしばらくして塾に通う事となり小学三年生でご両親の勧めにより書道にも着手、学内では優等生として通っていたようですね！中学は慶應義塾大学の中等部を受験し合格、同時に出願していた浅野中学校や山手学院中学校にも合格していたようですが結局は慶應の中等部に進学、部活は剣道部に所属しましたね！書道と剣道、この両の道で頑張っていた貴方は中学時代幾つかコンクールや市大会で優勝した事も確認しております！
素晴らしいと思います！特に二年生の頃の試合は見事でした、まさか格上相手にフェイントで勝つとは思いませんでした！あ、ちなみに試合に関しましては動画で全試合確認済なのでご留意を、それと話を戻しますが貴方は順調に成績も維持しながら高等部へ進学します、ですが最中でひとつだけ挫折を味わいます、それが慶早戦で戦った同年代の少年に惨敗した事ですね！彼は身長こそ低かったものの経験と技術、加えてその素早い動きで高校生の中でも上位の実力を誇っていました！貴方は最近書道の方に一辺倒でしたがそこから一度書道を辞めて剣道に傾倒、時間が割かれた事もありますが何よりは貴方の熱意によって貴方の実力は飛躍的に上がっていきます！
結果高校最後の試合で彼とぶつかった貴方は、激戦の末に何とか勝利をもぎとります！他のクラスメイトの所為で途中敗退になりましたが、慶應義塾高校はこの時県大会へ出場までしております！全ては貴方のお陰です！その証左として貴方は最終的に副部長にまで上り詰めていました、信頼も厚かったのでしょう！その後試験を挟み慶應義塾大学経済学部へ進学した貴方は大学でも剣道を続行、しかし資格や免許取得などにも動き社会人としての前準備にも精を出しておりました！同窓生からは「あいつ本当にすごいよな、ストイック過ぎるわ」「あれでモテるんだからズルいよなあ」と言った声が上がっています！いやあ羨ましいですね、しかしこれ程ハンサムなら仕方のない事でしょう！
学内でもメキメキと伸びていき教授や友人からも認められていた貴方は、大学四年の夏にある同級生と知り合います！そう、それが今の奥様ですね！彼女も貴方同様内部進学者で、かつ同じ様に自己鍛錬を怠らない凛とした方でした！その為貴方とメンタリティが合ったのでしょう、インターンも終え就職活動も成功し2人揃って東証1部上場企業、要するに貴社ですね、こちらに入社する頃には交際していると言って良い仲にまで発展しました！
そしてそれから4年後お2人は無事結婚され半年もすれば子供も出産、今では貴方と同じ様に慶應の幼稚舎に通うまでになりましたね！優香ちゃんと言うのですよね、非常にかわいかったですよ！やはりあの年代にはツインテールが似合いますし目元が奥様に似てキリッとしております！いえ本当に、素晴らしいお子様をお持ちです！貴方ほど幸せで素晴らしい方もこの世に何人居るかというレベルでしょう、実に羨ましいです！
でまあここまで貴方の素晴らしさを解すと最早信奉の域に達してしまうのですね、それまでは本田宗一郎だとか孫正義だとかを尊敬しておりましたが今では貴方以外に何も映っておりません！貴方の様な素晴らしい方がいらっしゃるとは思いませんしこれから生まれる事もないと思います、これは断言出来ます！なので私は貴方の様にはなれずとも貴方を目指したいとは思いますしその心持ちでこれから伸びていければな、と思っております！長々とした話になりましたが私としてはこの様に貴方を尊敬しています、もっとお話頂きたいならば更にお話する用意もありますのでその気がお有りならどうぞもっとお聞きください！如何しますか？」

面接官「」