クソ小説書いた。3分で読めるから読んで悪いところ教えてくれ

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

　火が閻魔大王の降臨かという勢いで燃え上がる
　隣を見るに戦犯が一人
　「じゃん負けでこの中に飛びこまね？」
　「……」
　いつものノリで茶化してみるも完全に無視される
　俺自身もわかってる、こりゃもうダメだ
　後々の苦労を考えると飛び込んだ方がまだ気が楽まである
　とりあえず119には連絡しておいたが、これは山丸ごと消えるだろうな

　昨日の昼、部活帰りのことだった。
　「夏休みなのに俺ら部活しかしてなくね？」
　「全力で青春無駄遣いしてるよな。今晩空いてるか？花火でもしようぜ」
　どこにでもいそうなクソ高校生の夏休み。夏の思い出なんて男で群れるだけの部活と夏祭りしかない
　そんな青春もどきに少しでも花を咲かせようと、花火の会を催すことになった

　「んで、女子お前誘える？」ニタニタした下世話な顔で分かりきった質問を飛ばす
　「花火の後に青○んとかすげえ楽しそうだよな。お前が誘っとけ」
　奥手な俺たちがやれることなんて決まっている。いつもの通りの男だけの会合だ
　夏の爽やかな青空の下、汗を垂らしながら女子とイチャイチャする妄想を語り合うも、傍目から見たら男同士でつるむのが好きな女性恐怖症患者かホモにしか見えない
　日本中の至るところにいる高校生達、彼らのほとんどは度胸がなく、野望もないため、結果的にいつもの様に気が楽な安パイを選択する
　安パイとは何も考えずにすみ、比較的対象物を理解しやすく、挑戦が少ないことを意味する
　つまり、安パイとは男だ
　いつの時代も同性愛者の始まりはこの非挑戦的思考なのではないだろうか

　
　圭二が震える声で呟く
　「竹ってこんな燃えるんだな…」
　意識が現実に戻ってくる。さっきよりも熱気がメシメシと伝わってくる。いっそテンション上がってきたかもしれん
　「俺は！！ホモかもしれない！！」
　急に叫び出した俺を圭二は奇妙なものを見る目で見る
　目を血走らせ、両脚に今出せるすべての力を圧縮させ、叫ぶ
　「お前がッ！好きだッ！！」(主に穴として)
　力を入れすぎたせいか右足が弾け飛ぶ
　俺はここで終わってしまうのか...いや、まだだ
　気合と根性で体のバランスをとり、一瞬でも左足の上に重心が来る様に体を揺らす

　圭二は理解の埒外へと到達した俺から逃げるため、俺から遠い方に一歩を踏み出そうとしている

　今だ
　重心が乗った瞬間、ロケットの容量で左足を推進力にし、俺を飛ばす
　着弾地点？　もちろん圭二だ
　あらん限りの精力を股間に集中させ、思春期のありふれんばかりの精力がズボンを裂き、パンツをくり抜いた。まろび出るは我がICBM
　いざ、鎌倉へ

　と思ったが、重心がずれていたらしく狙いは右に逸れ、バランスがうまく取れないままおっとっとと火の中に突っ込んで行く
　じゃあな相棒

　タイトル：竹藪焼けた
　火の外から俺の親友のため息と嗚咽混じりの悲しげな声が流れてくる
　「......俺はどうしたらいいんだよ」