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小説家志望ぼく、小説ワナビ界隈の生産性を語る

1 :ウジ虫 :2022/01/26(水) 11:51:22.346 ID:etM39aKZd.net
小説ワナビ界隈においては、書いた文字数が権威を示す指標として扱われるが、読んだ本の冊数については雑に百冊だの五百冊だのと挙げられる。ワナビにとっての五百冊とは「有名な作品をあらかた読んだ」ことを示すらしく、マイナーな作品や最新の解説などは一切読まないのが五百冊読んだワナビだ。要するに、読んだ本なんか適当に数字を挙げて有名作品を愛読書とすれば読書家で、あとは書いた文字数で勝負するだけだ。
文字数という言い方の雑さは言うまでもない。何時間働いた、徹夜で何日働いたということがその人の実力を証明するわけではない。
ここで言いたいのは、ワナビ界隈における「生産性」のことだ。「生産性」が全てだから、消費活動である読書は軽視され、「生産性」の低い濃厚な短文よりもとにかく量を書くことが重視される。積み上げられた紙の山こそが生産性だ。
紙に文字を書いた場合紙を台無しにして「消費」している、本を読むのも書くのも時間を「消費」している、というような考え方もある。しかしワナビにとっては自分の活動が「生産」の側にたったものだと信じている。
消費と生産の違いは何か。消費は能動的で自らの快楽や生活のために何かを消費するのに対し、生産は受動的であり何かに強いられてものを作ることだ。
ワナビというものは受動的にできている。自分の文章ですら誰かに書くように強いられていると信じているものだ。彼らの執筆している時の顔を見てみるがいい。苦悶に歪んでいるではないか。ちょうど便秘をひり出す時と同じである。

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